2004年08月28日

幸せの・・・

目の前でなにやら料理の下ごしらえをしている老紳士、キッチンテーブル
の上にはきれいに羽のむしられた鳥が置かれている。

学術研究の為に入った山中で遭難した私は、この山に住む少々風変わり
ではあるがとても親切な老紳士に助けられた。すっかり日も暮れてし
まったので、ここはひとまず「泊まっていきなさい」と言うこの老紳士
の言葉に甘える事とし、今こうして男の家である山小屋に招かれ、今日
獲れたという鳥を料理してもらっているのである。

私「すいません、助けていただいた上に料理まで・・・」

老紳士「いいんじゃよ、ここでは一人で暮らしているもんでな、お客さんは
    大歓迎じゃ」

そう言って老紳士は娘からのプレゼントであるというこの山小屋にはやや場違い
な青いサングラスの奥から人懐っこい目で私に微笑みかけた。

老紳士「時におまえさん、なんでまたこんな山奥に?登山か何かかね?」

寝る時以外は外さないのだというそのサングラスの自慢話を今まで何度も
されていた私は話の話題が変わったので少しほっとした。

私「いえ、私は学者をしておりましてその研究の為に。」

老紳士「ほう、そうかね、えらい学者さんで。一体なんの研究を?」

私「はぁ 今や絶滅寸前の大変貴重な鳥がこの辺りに生息していることを
  突き止めましてその調査の為に。」

老紳士「そんなたいそうな鳥がこの辺りにねぇ」

私「見たことありませんか?とても綺麗な赤色の羽をしているのですが。」

すると

老紳士「ああ、それなら今ワシがこうして料理しておるよ」

私「え?!」

私はあまりにも衝撃的な告白に頭の中が真っ白になった。
顔面蒼白な私を見て紳士は、

老紳士「はははっ わるいわるい、冗談じゃ。ワシの悪い癖でな、若い人を
    ついついからかいたくなるのじゃよ。」

私「びっくりしましたよ、ホント。心臓が止まるかと思った・・・」

悪い悪いといいながら老紳士は籠の中から何か取り出しながらこう言った。

老紳士「安心した前君、今、料理しているのはいつもワシが食べている
    この紫の・・・」
posted by 峰 若葉 at 11:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 私的小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年06月19日

輝かしき日々

子供の頃はよかったなぁ 何もかもが輝いていた。

友達と近所をぶらぶらしていると、知らない小道発見!!
「ちょっと探検してみようか?」
歩いていると近所の家の裏口にでた。するとその家のおばちゃんが、
「僕たち、みかんジュース作ったら飲んでいき」
みかんジュースを飲み干し、
「うめー たまんないなぁ!」
そんなひと時。

現在はというと、
会社帰り同僚と街をぶらぶらしていると、新しい飲み屋発見!!
「ちょっとのぞいてみようか?」
そこは以前通っていた店が新たしく改装した店、すると親父が
「懐かしい顔だね、新装開店祝いだ、おごりだ一杯飲んでけ」
ビールを飲み干し、
「うめー この為に生きてるな!!」
あ、昔と変わってねぇ・・・
posted by 峰 若葉 at 20:14| Comment(1) | TrackBack(1) | 私的小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月26日

SNOW WHITE AND THE SEVEN DWARFS

森の奥深く【ガラスケースの中で眠る美しき死体】と
それを取り巻く7人の小人。
老婆へと変装した暗殺者の手により毒殺されたその死体を
欲しがる青年の真意とは!?

嫉妬、ゆがんだ愛そしてこの世成らざる力の織り成す妖美な世界
次回【死女覚醒編】こうご期待!!(ウソ)

*童話を今っぽくすると結構エグイ。
posted by 峰 若葉 at 00:16| Comment(1) | TrackBack(0) | 私的小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年04月12日

スパイラル

あるコンビニにて先輩と後輩の会話

先輩「おい、すごい発見したぞ!!」
後輩「なんすか?すごい発見って?」
先輩「金持ちになる法則
後輩「そんな法則があるんすか?」
先輩「ああ、シッ! 誰も聞いてねえな」
   ---あたりをうかがう二人---
先輩「良く聞け。経済っていうのにはいつくかの階層があるんだよ」
後輩「階層・・・」
先輩「そうだ、分かりやすく言えば貧乏人と金持ちだ」
  「貧乏人は給料が安い、だから買うものも安い。貧乏人相手に商
   売してるのもこれまた貧乏階層にいる人間だからこの人間の給
   料も悪い。貧乏人が貧乏人どうしでせせこましく経済活動して
   いるもんだから、悪循環でなかなか金がたまらねぇ」
後輩「あっしらの事っすね。」
先輩「・・・まぁそう言う事だ。だが、この世は貧乏人ばかりじゃな
   い。金持ちもいる訳だ。そう言った人間は高い買い物をする、
   高い買い物をするからモノの価値がわかる。物の価値がわかる
   から大きな商いが出来る。それが更に金を生むって寸法さ。
   つまり、一度金持ち階層にもぐりこめばそこの経済循環の中で
   悠悠自適に暮らせるんだよ。」
後輩「さっすが兄貴、あったまいい!! で、その階層にもぐりこむ
   には?
   どうしたらいいんです?兄貴」
   
先輩「もぐりこむには・・・金持ちになればいい
   
後輩「・・・・・・」
posted by 峰 若葉 at 22:42| Comment(1) | TrackBack(0) | 私的小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年03月25日

僧侶と大蛇

徳の高いお坊さんが旅の途中ある村に立ち寄りました
その村では大蛇が毎日のように山から下りてきて村を荒らし
ては、人々を困らせているという事でした。
僧侶は「わしが何とかしてあげよう」と言い残し、山に入っ
て行きました。
しばらくすると僧侶の前に山のように大きい大蛇が現れこう
言いました。
「なんでも飲み込むこの大きな口でおまえを食べてしまおうか!」
すると僧侶、
「なんでも飲み込むとはすごい!でもあの岩は流石に飲み込めまい」
「はっはっはっ あんな岩など一飲みじゃ!」
そう言うと大蛇は岩を一飲みにしてしまいました。
「これはすごい!でもあの山は飲み込めまい」
「はっはっはっ あんな山など一飲みじゃ!」
そう言うと大蛇は山を一飲みにしてしまいました。
「これはすごい!でもあの湖はは飲み干せまい」
「馬鹿にするでない!!あんな湖など一飲みじゃ!」
そう言うと大蛇は湖を一気に飲み干してしまいました。
大蛇は大きなお腹をぐるぐる言わせいて僧侶をにらみます。
すると、僧侶、
「これはお見逸れいたしました、でも、この世界そのものを飲み
込むことは流石のあなたにも出来ますまい。」
とその次の瞬間、大蛇の口が空いっぱいに広がったかと思うと、

世界は真の闇に包まれた

僧侶は言いました、「これは、とんでもない事をしてしまった・・・」



教訓:ヒーローと愚者はイコールである。

【あとがき】
これ絵本に出来ませんかね?
posted by 峰 若葉 at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 私的小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年03月17日

Accident

ある大学の山岳部が登山を計画、パーティーは5人。
登山の当日そのうちの1人が遅れてしまった。
そこで集合場所に遅れた1人の到着を待つ為に1人を残し、
残りの3人は先に行く事にした。
後から2人がついてこれるように3人のうちの機転の利く1人が
木にロープの切れ端を一定の間隔で結びつけ目印にした。
しばらくすると3人の目の前にカモシカが現れた。
好奇心から3人はそのカモシカを夢中になって追いかけた。
そんな時でも3人のうちの機転の利く1人は目印をつけるのを
怠らなかった。
気が付くと3人は方位磁石も効かない山の奥へと迷い込んでし
まった。
「やばいぞ・・・どうする?」3人のうちの1人がいうと
「大丈夫!目印を付けて来たからそれを伝って引き返そう」
機転の利く1人が言った。
「そうしよう。」と残りの1人が言い、3人が引き返そうとした
その時、
「あ!いたいた!オーイ!!」
後から登って来た2人の姿。
笑顔でこちらに手を振る2人。

そして、その手に握られた目印のロープの束・・・


【あとがき】
いかがでしたでしょうか?峰若葉 初の短編小説?。
新感覚パニックノベル”Accident”
小学生レベルの稚拙な文章と、読み手をパニックにさせるほどの
表現力の無さは、ある意味新感覚!
posted by 峰 若葉 at 23:52| Comment(1) | TrackBack(0) | 私的小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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